2023/09/28

ギターでよく使う和製英語

音楽に関する和製英語は沢山ありますが、今回はその中でも特にギターに関係するものをいくつか集めてみました。


・クラシックギター

英語では、Classical Guitar(クラシカル・ギター)です。または、Spanish Guitarと呼ぶこともあります。


・ストローク

「ジャカジャカとかき鳴らす」ことを日本ではストロークといいますが、英語でそれに値するのはStrumming(ストラミング)です。

ストロークという単語自体はれっきとした英語で、実際使われるのですが、必ずしもこの「かき鳴らす」動作を指すのではなく、一度「打つ」動作、たとえばupstrokeやdownstroke等の形をとって、ピッキングの場合でも「upstroke picking」のような形で使うことができます。


・カッティング

日本語で、(ブラッシング)ミュートと組み合わせるリズミカルなストロークのことを特に「カッティング」と呼びますが、英語ではストローク・カッティングには区分はなく、全てストラミングと呼ばれています。


・ブラッシング

ミュートした弦をストロークする演奏法のことですが、英語はMuted Strumming、Muted Strumなどです。


・ブリッジ・ミュート

弦のブリッジに近い部分を、右手側面で軽く触れながら音を出す演奏方ですが、英語ではPalm Muteといいます。ブリッジ・ミュートというと、練習等で使われる消音器具(フェルトなどで出来ている)のことを連想します。

・チョーキング

チョーキングに値する英語はBending[名]。消音(=Damping)のことをチョーキング(Choking)と呼ぶことがあります。


・ハンマリング

英語ではHammer-onです、前置詞onをつける必要があります。Hammer-onは技術的動作を示す言葉ですが、クラシックギターの場合は、音楽的概念を示すAscending slurの方をよく使います。


・プリング

英語では Pull-off です、前置詞offをつける必要があります。日本語のプリングは英語のpudding(プリン)と少し似ています。もしくはクラシックなどでは、Descending Slurです。


・ライトハンド奏法

右手の指で弦をフレットに叩きつけて音を出す奏法ですが、英語ではTappingで、他にTap Style、Touch Styleなどがあります。


・シールド

英語ではCable。シールドはShielded Cable(保護されたケーブル)の短縮形だと思われますが、Shieldだけだと「盾」の意味にとられてしまいます。


・ピックアップ

ピックアップ自体は和製英語ではなく、れっきとした英語なのですが(英語=Pickup)、ピックアップの位置を示す言い方がちがいます。

フロントピックアップ:Neck Pickup

センターピックアップ:Middle Pickup

リアピックアップ:Bridge Pickup


・エフェクター

英語では、EffectsやEffects Unit、足で操作するものをとくにEffect Pedal、Stompbox等と呼びます。


・アポヤンド・アルアイレ

アポヤンド・アルアイレは和製「英語」ではなく、スペイン語なのですが、注意が必要なため取り上げておきます。指弾きで隣の弦によりかかる奏法である「アポヤンド」は英語でRest Stroke、それから寄りかからない奏法「アルアイレ」はFree Strokeと呼ばれます。Apoyando(アポヤンド)は英語圏でも通じますが、アルアイレは使われず、Tirando(ティランド)と言います。



2023/09/10

名古屋教室(池下)開校のお知らせ

OTONOKI音楽教室・名古屋教室を開校いたしました。名古屋教室の場所は名古屋市営地下鉄東山線の池下駅から徒歩5分(350m)ほどの距離になります。

大変ありがたいことに、ウクレレ・ギターについては、お知らせをする以前より、数件のお問い合わせを頂き、もうすでに指導をはじめております。

部屋をレッスンできるように整えるため、リフォームにずいぶん時間がかかりましたが、改装はほぼ終わり、先日ようやくグランドピアノを搬入することができました。ピアノコースについても本格的に生徒を募集したいとおもいますので、どうぞよろしくお願いいたします。

名古屋教室の場所などの詳細はコチラから。



——世界中からオンライン・レッスンも承っております— Otonoki Music School 音の木ピアノ&ギター・ウクレレ教室