2025/02/14

ギター初心者とコード

「ギターを始めたけれど、コードが全然押さえられない…」
「指が届かない、力が入らない、音が鳴らない…」
こうした悩みを抱えて教室に来るギター初心者の方は少なくありません。

多くのアコースティックギター初心者は、まずコードを覚えようとします。しかし、コードは複数の弦を複数の指で同時に押さえる必要があり、指の力や独立性、正確さが求められます。まだ指を思うようにコントロールできない段階でコードに挑戦すると、難しさを感じて挫折してしまうことがよくあります。

ピアノの場合、両手を使って演奏するイメージが強いですが、初心者はまず一本の指から始め、少しずつ使う指の数を増やし、やがて両手を使うようになります。このように、無理なくステップを踏んでいく指導法が一般的です。

勉強でも、できるだけシンプルなことから始め、しっかり身についた段階で次のステップに進む方が、スムーズに学習が進みます。

ギターも同様に、最初からコードを押さえるのではなく、一本ずつ指を使ってメロディを弾くことから始め、徐々に押さえる指を増やしながら和音(コード)へと進む方が、挫折しにくくなります。

ギターを始めたばかりの方が「コードが難しい」と感じるのは、むしろ当たり前のことです。特に、小さな子どもの生徒に指導していると、コードを押さえることが、世間で言われているほど簡単ではないと実感します。でも、大切なのは、上達するための道筋をしっかり作り、焦らず段階を踏んで練習すること。そうすれば、必ず弾けるようになります。一歩ずつ、楽しみながら続けていきましょう。



2025/02/10

大手音楽教室 vs. 小規模音楽教室:どちらがあなたに合っている?

音楽のレッスンを探す際に、大手の音楽教室と個人で運営する小規模な音楽教室のどちらを選ぶべきか迷うことはありませんか?大手教室には多くの講師が在籍し、一定のカリキュラムが整っていますが、小規模な教室にはそれとは違う魅力があります。今回は、当教室のような小規模な音楽教室を選ぶメリットをご紹介します。

1. 一人ひとりに合わせた柔軟なレッスン


大手教室では、カリキュラムが決まっていて、それに沿ってレッスンが進むことが多いです。しかし、小規模教室では生徒さんの目標やレベル、興味に合わせて柔軟にカリキュラムを組むことができます。「これについて知りたい」「特定の曲を弾けるようになりたい」「こんな音楽をしてみたい」「ABRSMやTrinityの試験対策をしたい」といった、それぞれの希望に沿った指導が可能です。また、生徒さんの進捗状況や理解度に応じて、レッスンの内容やペースを調整することも容易です。

2. 講師との距離が近い


当教室では、生徒さん一人ひとりとの関係を大切にしています。大手教室では講師が固定でないこともあり、毎回違う先生に教わることになる場合もありますが、小規模な教室では基本的に同じ講師が継続して指導します。そのため、生徒さんの進歩をしっかり把握し、最適なアドバイスを提供することができます。また、講師と生徒の間に信頼関係が築かれるため、リラックスして質問や相談がしやすい環境が整っています。

3. リラックスできる環境


大手の教室では、レッスン室が複数あり、周りの音や人の出入りが気になることもあります。それに比べて、小規模な教室では静かで落ち着いた環境で学ぶことができるため、集中して練習ができます。特に初心者の方や、緊張しやすい方にとっては、リラックスして音楽を楽しめる空間は大きなメリットです。また、個別レッスンが多いため、他の生徒の目を気にせずに自分のペースで学べます。

4. レッスン時間の調整がしやすい


大手教室ではスケジュールが固定されていることが多いですが、小規模教室では柔軟に対応できます。仕事や学校の予定に合わせてレッスン時間を調整したり、急な予定変更にも対応しやすい点が魅力です。また、レッスンの頻度や時間帯も、生徒さんのライフスタイルに合わせてカスタマイズできるため、無理なく続けられます。

5. 試験対策や特別な目的に対応


当教室では、ABRSMやTrinityといった音楽試験の対策も行っています。こうした試験は個別の指導が重要になるため、細やかなサポートができる小規模教室の方が、より効率よく学習できます。試験のポイントや苦手な部分に焦点を当てたレッスンを行うことで、合格への道筋をしっかりとサポートします。

6. ギターはギター、ピアノはピアノ


大手教室では、クラシックギターコース、エレキギターコースなど、細かくコースが分かれていることが多いですが、ギターはギターです。ジャンルごとに分けられることで逆に柔軟性が失われることもあります。当教室では、生徒さんの興味や目標に合わせて、幅広いスタイルの演奏を学べるようにしています。クラシックからロック、ジャズまで、さまざまなジャンルのギターテクニックを学ぶことができます。ピアノの場合も同様です。

7. 制約を受けない自由な指導


私は昔、大手の教室で働いていましたが、講師に生活に必要な十分な賃金が支払われていないこと(中抜きの)、そして教室の決めたカリキュラムや教材、枠組みにしばられて自由に教えることができないという問題がありました。小規模な教室では、こうした制約がなく、生徒さん一人ひとりに最適な指導を提供できる環境があります。また、講師自身が音楽に対する情熱を持って指導できるため、より質の高いレッスンを提供できます。

まとめ


大手教室には規模の大きさや知名度といったメリットがありますが、小規模な音楽教室には「個別対応」「柔軟なスケジュール」「リラックスした環境」といった魅力があります。もし、あなたが自分に合ったペースで、より丁寧な指導を受けたいと考えているなら、ぜひ当教室でのレッスンを検討してみてください。音楽を楽しむための第一歩を、私たちと一緒に踏み出しましょう!



2025/02/08

ABRSM(英国王立音楽検定)& Trinity Music Exams(トリニティ音楽検定)のサポート

OTONOKI音楽教室では、イギリスのグレード試験であるABRSM(英国王立音楽検定)やTrinity Music Exams(トリニティ音楽検定)の試験準備をサポートしています。

日本にも音楽検定は多く存在しますが、これらは主に楽器ごとに(あるいは限られた楽器ごとに)認定団体があり、それぞれ独自の基準に基づいて試験が行われています。また、多くが日本国内の受験者を対象にしたものが中心となっています。

一方、ABRSMやTrinity Music Examsはピアノ、ギター、ヴァイオリンといった弦楽器、管楽器、打楽器だけでなく、エレキギターやキーボードなどの電子楽器、さらには歌唱や音楽理論に至るまで幅広い楽器や分野を網羅しています。この包括的な試験制度により、生徒一人ひとりのニーズや目標に応じた柔軟な学習が可能です。さらに、すべての楽器を統一した枠組みの中で評価するため、国際的な基準での学びを提供しています。

これらの試験は国際的にも非常に高い評価を受けており、特にイギリスを中心に年間多くの受験者を集めています。たとえば、ABRSMは2024年には90カ国以上で実施され、60万人以上が受験するなど、世界最大規模の音楽検定の一つとして知られています。

グレード試験の特徴とメリット


ABRSMやTrinity Music Examsの試験では、音楽の基礎から高度な技術まで体系的に学べるカリキュラムを提供しています。実技試験に加え、音楽理論、聴音、初見演奏など幅広い分野を学ぶことで、バランスの取れた音楽能力を養成します。このような包括的な学習は、単に楽譜を正確に弾くだけでなく、曲の背景や他の楽曲との関連性を深く理解し、音楽を全体的に捉える力を育みます。

また、これらの資格はイギリスにおいて、音楽大学や音楽枠の試験を受ける際のレベルを測る重要な目安とされています。さらに、音楽以外の受験やキャリアの場面でも、この資格を持っていることが信頼性や能力の証明として有利に働くケースが多く、国際的に高い評価を得ています。

OTONOKI音楽教室のサポート体制


当教室では、海外在住の方だけでなく、日本の生徒に対してもABRSMやTrinity Music Examsの教材を積極的に取り入れています。これらの試験のカリキュラムは、質の高さだけでなく、実践的なスキル向上に役立つ内容で構成されています。講師陣は、イギリスでの長年の指導経験を活かし、日本の教育システムとは異なるアプローチで、生徒の音楽力を引き出します。

OTONOKI音楽教室では、こうした国際的な視野を持った音楽教育を提供し、生徒一人ひとりの目標達成をサポートします。興味がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

2025/02/06

ギター初心者の悩み解決!指先が痛くなる原因と対処法

ギターを始めたばかりの頃に、誰もがぶつかる壁の一つが「指先の痛み」です。コードを押さえるたびに指先が痛くなり、練習が辛いと感じることもあるでしょう。しかし、この痛みは多くのギタリストが通る道であり、適切な対処法を知ることで乗り越えることができます。今回は、ギターの弦を押さえる指先が痛くなる原因と、その対処法について解説します。

指先が痛くなる原因

1. 指先がまだ慣れていない
ギターを始めたばかりの頃は、指先の皮膚が柔らかく、弦を押さえることによる圧力に耐えられません。特にスチール弦のアコースティックギターやエレキギターは、ナイロン弦のクラシックギターに比べて弦が硬いため、より痛みを感じやすくなります。

2. 力の入れすぎ
初心者のうちは、弦をしっかり押さえようとするあまり、必要以上に力を入れてしまうことがあります。実は、コードを押さえるのに必要な力は意外と少なく、力みすぎると指先に余計な負担がかかります。

3. 練習時間が長すぎる
長時間の練習は、指先に大きな負担をかけます。特に初心者のうちは、指先がまだ鍛えられていないため、短時間の練習でも痛みを感じることがあります。

指先の痛みを軽減する対処法


・自分で努力できる部分

1. 少しずつ練習時間を増やす
いきなり長時間の練習をするのではなく、最初は短時間(10~15分程度)から始め、徐々に練習時間を増やしていきましょう。指先が慣れてくると、自然と痛みが軽減されます。

2. 正しい力加減を覚える
弦を押さえる際に、必要以上に力を入れないように意識しましょう。力みすぎると指先に余計な負担がかかるので、適度な力加減を心がけましょう。フレットの近くを押さえることで、少ない力でしっかりと音を出すことができます。

3. 指先を鍛える
指先の痛みは、ある程度は避けられないものです。しかし、続けていくうちに指先の皮膚が厚くなり、痛みに強くなります。毎日少しずつ練習を続けることで、指先が鍛えられ、痛みを感じにくくなります。

4. 指先のケアをする
練習後は、指先をマッサージしたり、保湿クリームを塗ることで、血流を促進し、痛みを和らげることができます。また、指先が乾燥していると痛みを感じやすくなるので、適度に保湿することをおすすめします。

5. 休憩を挟む
痛みを感じたら、無理をせずに休憩を挟みましょう。指先の痛みがひどい状態で練習を続けると、痛くないところで押さえることを考えるため、逆に上達の妨げになることもあります。適度な休憩を取りながら、焦らずに練習を進めましょう。

・ハードウェアで解決できる部分

1. 弦のゲージを変えてみる
弦の太さ(ゲージ)によっても、指にかかる負担が変わります。初心者のうちは、ライトゲージやエクストラライトゲージなど、比較的細い弦を使うことで、指先の負担を軽減することができます。

2. ギターのセットアップを調整する
ギターのネックの反りや弦高(アクション)が適切でないと、弦を押さえるのに余計な力が必要になります。特に量産品のギター(つまりほとんどの初心者が持つギター)だと、アクションが適切でないことがほとんどです。専門店でセットアップを調整してもらうことで、押さえやすさが改善され、指先の負担が軽減されます。

3. ナイロン弦のギターを試す
アコースティックギターやエレキギターのスチール弦に比べて、クラシックギターのナイロン弦は柔らかく、指先への負担が少ないです。初心者のうちはナイロン弦のギターを使って練習するのも一つの方法です。小さい子どもの場合に特に有効です。

まとめ

ギターを始めたばかりの頃の指先の痛みは、誰もが経験するものです。しかし、この痛みは一時的なものであり、続けていくうちに自然と軽減されていきます。焦らずに、自分のペースで練習を続けることが大切です。指先が痛いと感じたら、今回紹介した対処法を試してみてください。そして、ギターを楽しむ気持ちを忘れずに、少しずつ上達していきましょう!

ギターの練習は、最初は大変かもしれませんが、続けていくことで必ず成果が現れます。指先の痛みを乗り越えて、素敵な音楽を奏でられる日を目指して頑張りましょう!

名古屋市と福井市のギター・ウクレレ教室 Guitar & Ukulele School in Nagoya and Fukui

2025/02/04

あなたの人生に、まだ音楽が入っていないなんて

ふと気づくことはありませんか?

電車で流れるお気に入りの曲、お店のBGM、テレビの主題歌、スマートフォンの着信音——。
私たちの日常には、いつも音楽があふれています。

でも、あなたはただ「音を浴びるだけの人」のままでいいのでしょうか?

「演奏なんて無理」と思っていませんか?

スマートフォンを初めて手にしたとき、最初から使いこなせましたか?
おそらく、最初は戸惑いながらも、今では手放せない存在になっているはずです。

音楽も同じです。最初は不安でも、一歩踏み出せば世界が変わります。

なぜ、今まで音楽を始めなかったのでしょう?
  • 忙しくて時間がないから
  • お金がかかるから
  • センスがないと思っているから
  • うまくできる自信がないから
でも、それは本当に「できない理由」でしょうか?
もしかすると、ただ始める勇気がなかっただけ。
あるいは、まだそのタイミングが来ていなかっただけ。

でも、今このブログを読んでいるということは——

あなたの中で、何かが動き始めているのではないでしょうか。

「いつか楽器を始めたい」
「いつか音楽を奏でたい」

その「いつか」は、実は「今」なのかもしれません。

想像してみてください
  • 好きな曲を、自分の手で奏でる瞬間
  • 誰かと一緒に音楽を楽しむ時間
  • 言葉では伝えきれない思いを、音楽で表現する喜び
それは、特別な才能を持つ人だけのものではありません。

あなたの「はじめの一歩」を応援します

OTONOKI音楽教室では、 「音楽を始めてみたい」 そんなあなたの気持ちを、現実に変えていきます。

初めての方でも安心のサポート
  • 完全プライベートレッスン:周りを気にせず、自分のペースで
  • 楽器の無料レンタル:手ぶらで気軽にスタート
  • 経験豊富な講師陣:あなたに合った方法で丁寧に指導
  • 柔軟なスケジュール対応:忙しい方でも安心
さあ、音楽のある人生を始めましょう

わずか一度の体験レッスンから、あなたの人生が変わるかもしれません。

音楽のない毎日は、モノクロの世界のよう。
あなたの人生に、色と輝きを加えてみませんか?

2025/01/28

エレキ・アコギ派必見!クラシックギターが上達の鍵になる理由

エレキギターやアコースティックギターを弾いている皆さん、「クラシックギターは自分には関係ない」と思っていませんか?実は、その逆です。クラシックギターの基礎を学ぶことで、エレキやアコギの演奏が劇的に向上するのです。

ピアノを例にすると、多くのジャズピアニストやポップスの鍵盤奏者も、最初にクラシックピアノの基礎を学びます。それは、クラシックの練習が指の独立性、音楽理論の理解、演奏技術の向上につながるからです。ギターも同じで、クラシックギターを学ぶことで、どんなジャンルにも応用できる確かな基礎を身につけることができます。

今回は、エレキやアコギを弾く人にこそクラシックギターをおすすめする理由を紹介します。

1. 指のコントロールが劇的に向上する


クラシックギターでは、ピックを使わずに右手の指を使って演奏します。そのため、

  • 右手の独立性が鍛えられ、フィンガーピッキングの精度が上がる
  • アルペジオがスムーズになり、エレキやアコギの演奏がより繊細に

また、左手の指も精緻な動きや、独立性が要求されます。そのため、クラシックギターの練習を通じて、左手の指の動きがより洗練され、以下のようなメリットが得られます。

  • より複雑なコードワークやスケールの習得が容易になる
  • フィンガーボード上の感覚が鋭くなる

ジャズピアニストがクラシックのエチュードで指を鍛えるように、ギタリストもクラシックギターでテクニックを磨くことで、どんなジャンルにも対応できるスキルが身につきます。

2. ナイロン弦の音色で表現の幅が広がる


スチール弦のギターと比べて、クラシックギターのナイロン弦は温かく柔らかい音色が特徴です。あなたの音色のパレットをさらに拡大することができます。

  • ボサノヴァやジャズのフィンガースタイルに最適
  • アコギの弾き語りにも応用できる、豊かな音の表情

ジョアン・ジルベルトやバーデン・パウエルのようなボサノヴァギターや、ジャズのコードワークを深めたい人には特におすすめです。

3. ソロギターのスキルが向上


クラシックギターは、伴奏やバンドの一部としてだけでなく、ギター1本でメロディ、コード、ベースラインを同時に演奏できます。

  • クラシック音楽をはじめとして、バロック、映画音楽、南米の民族音楽などなど、幅広いレパートリーを楽しめる
  • ソロギターの技術が上がることで、アコギやエレキのアレンジにも活かせる

ピアノでクラシックを学ぶと、ポップスやジャズのソロ演奏ができるようになるのと同じように、クラシックギターの基礎を学べば、ソロギターの表現力が大きく広がります。

4. 音楽理論の理解が深まる


クラシックギターは、タブ譜ではなく五線譜を読むことが一般的です。そのため、

  • 楽譜を読む力がつき、演奏できる曲の幅が広がる
  • コード進行やハーモニーの理解が深まり、即興や作曲のスキルも向上

ジャズピアニストがクラシックの譜読みを学ぶのと同じように、ギタリストもクラシックギターを学ぶことで、音楽全体の理解が深まり、演奏の幅が広がります。

まとめ:クラシックギターを学ぶことは、ギターの可能性を広げる第一歩!


ピアノの世界でクラシックが基礎として重要視されるように、ギターの世界でもクラシックギターの技術はすべてのジャンルに役立ちます。クラシックギターを学ぶことで、指のテクニックが向上し、音楽理論が深まり、ソロギターのスキルもアップします。

「もっとギターを上手くなりたい」「ソロ演奏を極めたい」と思っているエレキギターやアコギ奏者の皆さん、ぜひ一度クラシックギターを体験してみませんか?

当教室では、初心者の方から経験者まで、クラシックギターの基礎から応用まで楽しく学べます。興味のある方は、ぜひ体験レッスンにお越しください。

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