2025/03/28

セカンダリースクール音楽受験の準備サポート

音の木音楽教室(OTONOKI Music School)は、日本に拠点を移しましたが、今年もロンドンに住む生徒のセカンダリースクール音楽受験の準備サポートをオンラインにで行っております。

以前、教室は北部ロンドンにありましたので、主にMill Hill County High School、Ashmole Academy、The Latymer School、Dame Alice Owen's Schoolなどを受験される方々をサポートしてきました。受験準備では、アプティテュード試験や実技試験に向けた指導を行っています。

アプティテュード試験の内容は学校によって異なりますし、試験の詳細や問題が公表されていない場合もあります。しかし、試験に必要な基礎的な能力は共通しており、ソルフェージュやリズム打ちなどを通じて向上させることができます。

ただし、数回のレッスンで劇的に改善することは難しいため、直前に駆け込みでレッスンを依頼されることがありますが、その場合はお断りさせていただくこともあります。試験で完璧にこなすことや満点を取るのは簡単ではありませんが、継続的に練習を続けることで確実に向上します。また、楽器を弾くために必要な基礎的な音楽能力が向上するため、後にグレード試験を受ける際にも大いに役立ちます。

もちろん、アプティテュード試験に限らず、実技試験の方の準備も承っております。音楽受験の準備についてご興味のある方は、お気軽にご相談、ご連絡くださいませ!

お問い合わせはコチラから

2025/03/14

エレキギター・アコースティックギターの上達を妨げる落とし穴(立奏と座奏)

エレキギターやアコースティックギターは、本番では立って演奏することがありますが、普段の練習では椅子に座って弾いている人がほとんどではないでしょうか。

しかし、ライブ経験者の中には、「いつも自宅で弾いているときと感覚が違い、うまく演奏できなかった」という経験をしたことがある人もいるかもしれません。

演奏がうまくいかなかった原因として、緊張などさまざまな要素が考えられますが、「立って弾くときと座って弾くときでギターの位置や動きが変わっていないか」をチェックしてみるのも大切です。

特に、座って弾くときに、右足にギターを乗せて弾いている人は多いと思いますが、立ったときにギターの位置やネックの角度などが大きく変わってしまうことがあるので注意が必要です。

ためしに鏡に向かって構えてみて、座っているとき、立っているときで、自分の身体に対して楽器の位置がどのように違うかを比較してみてください。ボディの中心はどこにあるでしょうか?ネックはどのような角度にセットされていますか?

本番で立って演奏することを想定しているなら、もちろん普段から立って練習するのが理想です。しかし重量のある楽器を持ったまま長時間立って練習するのは負担が大きく、現実的ではありません。

そこで、座って練習するときも、できるだけ立って弾くときと同じ姿勢やギターの位置を同じにして行うことが大切です。そうすることで、本番でも違和感なく演奏しやすくなるでしょう。

姿勢やギターの位置を正しく身につけるために、ぜひ一度、音の木音楽教室のレッスンでフォームをチェックしてみませんか?あなたの演奏がさらにレベルアップするお手伝いをいたします。お問い合わせページはコチラ



2025/03/10

楽器の上達を妨げる落とし穴(姿勢と構え方の一貫性について)

楽器を始めたばかりの方、特にピアノ、ギターやウクレレを練習しているものの、なかなか上達しないと感じている方へ。意外と言及されることが少ないですが、「毎回の練習時の姿勢や構え方が異なること」が上達を妨げている可能性があります。

毎回姿勢や構え方が変わると上達しにくい

「なかなか上手くならない」と相談に来られる方を見ていると、毎回の練習で姿勢や持ち方が異なっていることが少なくありません。例えば、ギターやウクレレの場合、

  • 座る位置や姿勢がその日によって違う
  • 楽器の構え方が毎回変わる
  • ネックの角度や腕の位置が安定しない

ピアノの場合、

  • 椅子の高さが毎回違う
  • 座る位置が一定でない
  • ピアノとの距離が変わる

このように、練習のたびに身体と楽器の位置関係が変わると、指や腕の動かし方や力の入れ方も毎回変わってしまいます。その結果、せっかくの練習が効果的に積み重ならず、なかなか上達しない原因になってしまうのです。毎回、同じトレーニングをしているつもりでも、実は異なるトレーニングをしていることになります。

毎回の姿勢や構え方を一定にすることが上達への近道

楽器の演奏では、身体の動きをパターン化し、無意識でもスムーズに動けるようにすることが大切です。そのためには、まず安定した姿勢や構え方を確立し、それを習慣化することが欠かせません。毎回の練習でフォームを一定にするだけで、驚くほど上達がスムーズになります。

姿勢や構え方を安定させることで、演奏のしやすさや音の響きが大きく変わります。自分の最適なフォームを知りたい方は、音の木音楽教室のレッスンで実践的に学んでみてください!

お問い合わせページはコチラ



2025/03/08

退屈な日々に音楽を:楽器をはじめるススメ

日々の生活がなんとなく退屈だなと感じることは、誰にでもあることです。そんなとき、無理にポジティブになろうとしなくても大丈夫。ちょっとした変化や新しいことを取り入れるだけで、気分が少しずつ変わっていくかもしれません。その一つとして、音楽や楽器を始めてみるのはいかがでしょうか? ここでは、穏やかな気持ちで楽器を始めることの魅力をお伝えします。


1. 小さな楽しみを見つけるきっかけに

退屈な日々が続いていると、何かを始める気力さえ湧かないこともありますよね。でも、楽器を始めることは、そんなに大げさなことではありません。例えば、1日10分だけギターを触ってみる、ピアノで簡単なメロディーを弾いてみる。そんな小さなことから始めてみると、少しずつ日常に小さな楽しみが生まれるかもしれません。無理せず、自分のペースで進められるのが音楽の良いところです。


2. 静かな時間を過ごせる

楽器を演奏する時間は、自分だけの静かな時間を作る手段にもなります。特に退屈やモヤモヤを感じているときは、一人でゆっくりと向き合う時間が大切です。ギターやウクレレの音を鳴らしたり、ピアノの鍵盤に触れたりすることで、心が少し落ち着くこともあるでしょう。音楽は、言葉にできない気持ちを表現する手段にもなります。


3. 少しずつ上達する喜び

楽器を始めたばかりの頃は、なかなか思うように音が出なかったり、リズムが合わなかったりすることもあるかもしれません。でも、それは当たり前のこと。少しずつ練習を重ねるうちに、以前できなかったことができるようになる瞬間があります。その小さな達成感は、退屈な日々にちょっとした変化をもたらしてくれるかもしれません。焦らず、ゆっくりと進めていきましょう。


4. 新しい世界に触れる

楽器を始めると、今まで気づかなかった音楽の世界に触れることができます。例えば、知らない音楽家の曲を弾いてみたり、新しいジャンルの音楽に興味を持ったり。音楽を通じて、自分の世界が少し広がるかもしれません。無理に楽しもうとしなくても、自然と興味が湧いてくることもあります。


5. 無理しないことが大切

楽器を始めるといっても、最初から「毎日練習しなければ」「上手くなければ」と気負う必要はありません。最初はたまに気が向いたときに触ってみるだけでも十分です。大切なのは、自分が心地よいと感じるペースで続けること。音楽を楽しむうちに、自然と「もっと上手くなりたい」「この曲を弾けるようになりたい」という気持ちが湧いてくるものです。そのときには、練習が苦ではなく、むしろ楽しい時間に変わっているはずです。


わたしたちと一緒に音楽をはじめてみませんか?

もし一人で始めるのが不安だったり、もっとしっかり学びたいと思ったら、ぜひ名古屋や福井にお住まいの方は、OTONOKI音楽教室の体験レッスンに参加してみてください。名古屋は千種区池下駅近く福井市は美山町で、経験豊富な講師が、あなたのペースに合わせて丁寧に指導します。楽器の選び方から基本的な演奏方法まで、初心者の方でも安心して始められます。

音楽は、無理せず、ゆっくりと向き合えるもの。ちょっとした変化が、退屈な日々に新しい風を吹き込むかもしれません。まずは気軽に、当教室の扉を叩いてみてください。体験レッスンにてお待ちしています!


[体験レッスンのお問い合わせはこちら]



2025/02/23

コードだけじゃない!ソロウクレレで奏でる新しい音楽体験

ウクレレを始めるとき、多くの教室ではコードを押さえて歌いながら弾くスタイルを基本に進めることが多いようです。当教室でもコード伴奏の習得は大切にしていますが、それだけに留まらず、メロディーを弾いたり、ソロ演奏を楽しんだりと、幅広いスキルを身につけることを目指しています。当教室では、海外の教材を活用し、日本はもちろん、世界にも類を見ない独自のカリキュラムを通じて、ウクレレの魅力をより深く味わえるレッスンを提供しています。

ソロウクレレとは?

ソロウクレレとは、単にコードを弾くだけでなく、メロディーやハーモニーを同時に奏でるスタイルです。これにより、歌を口ずさむことなく、楽器のみで完結することができます。ピアノのフィンガースタイルやクラシックギターの演奏をイメージすると分かりやすいかもしれません。


なぜソロウクレレ?

ソロウクレレを学ぶことで得られるメリットはたくさんあります。以下にその理由を詳しくご紹介します。

  • 一人でも楽しめる: ソロウクレレは、伴奏者がいなくても一曲を完成させられるスタイルです。自宅で一人で演奏を楽しんだり、友人や家族に披露したりするのに最適です。
  • 表現の幅が広がる: コード伴奏だけでは限られていた音楽表現が、メロディーやハーモニーを組み合わせることで格段に広がります。自分の思想感情や個性を音楽に乗せて表現できるようになります。
  • バランスよくスキルアップ: ソロウクレレを学ぶことで、コード伴奏、メロディー演奏、リズム感など、音楽の基礎をバランスよく習得できます。これにより、ウクレレの演奏技術や音楽性が総合的に向上します。

初心者でも大丈夫?

もちろんです!初心者の方でも無理なくステップアップできるよう、シンプルな曲やテクニックから始め、少しずつテクニックを身につけていきます。途中で挫折がないように、着実にステップを踏んで技術を習得していけるよう、カリキュラムを考えてあります。楽譜が読めなくても大丈夫。タブ譜と併用しながら、楽しく学べるよう指導しています。


経験者は?

すでに他教室に通われていたことがあったり、独学でウクレレを学んでいる方には、演奏の幅やレパートリーを広げるための指導を行います。ネットやYouTubeにはない情報を得られるでしょう。基礎に悩んでいる方には、本当の基礎に立ち返って学んでいただくこともできます。コード伴奏に慣れている方には、コードの知識やすでにお持ちの技術を活かしながら、メロディー演奏やソロ曲に挑戦していただき、さらに音楽表現の深みを増していきます。


生徒の声

当教室に通われている生徒からは、次のような声をいただいています。

  • 「ウクレレを弾いてみたいが、歌うことが目的ではない」
  • 「ハワイアンやポップス以外のさまざまなジャンルの曲を演奏してみたい」
  • 「ソロ演奏に挑戦して、自分の表現力を高めたい」

このような声を反映し、当教室では一人ひとりの目標に合わせたレッスンを提供しています。


お問い合わせ

ウクレレをもっと深く楽しみたい方、一歩進んだ演奏をしてみたい方、ぜひ一度体験してみませんか?名古屋市千種区福井県福井市で教室を開講しています。お近くの教室でお待ちしています!遠方の方はもちろんオンラインでも可能です。

お問い合わせはこちら:https://otonoki.net/contact/



2025/02/21

ギターの簡単なコード、難しいコード

「コード」と一言で言っても、押さえやすいものから難しいものまでさまざまな種類があります。一般に、開放弦を含むコードは「オープンコード」と呼ばれ、比較的簡単だとされています。

しかし、コードは単体で押さえるだけならそれほど難しくなくても、曲の進行の中で弾くと難しく感じることがあります。音楽は通常、単一のコードだけで成り立っているわけではなく、必ずコードチェンジの瞬間が出てきます。そのため、「あるコードを押さえられるようになること」と同時に、「別のコードへどうスムーズに移行するか」を考える必要があります。

スムーズなコードチェンジのためには、押さえ方や手の形、さらにはギターの持ち方を工夫する必要が出てくることがあります。まったく同じ押さえ方のコードでも、前後のコードによって別の運指が当てられることもあります。しかし、このあたりの細かいポイントは、教則本などではあまり詳しく説明されていないようです。

*Gメジャーのコードの2種類の押さえ方。どちらを使うかは前後のコードによります。

オープンコードのように一般的に簡単だと思われがちなコードでも、実際にはコード進行の中での組み合わせによって難易度が変わります。単体では問題なく押さえられるコードでも、前後のコードとのつながりによっては意外と難しく感じることもあるのです。

「簡単なコード」「難しいコード」と一口に言っても、それは単体で見た場合の話であり、実際の演奏ではコードチェンジのしやすさが大きく関係します。そのため、初心者の方はコードを覚えるだけでなく、どの指をどのように動かせば、あるいはどの指を「動かさなければ」、スムーズにチェンジできるのかを意識しながら練習すると、より実践的な演奏力が身につきます。

コード進行の中での指の動きをスムーズにするコツや練習方法についても、レッスンで丁寧に指導していますので、興味のある方はぜひお気軽にご相談くださいませ

2025/02/14

ギター初心者とコード

「ギターを始めたけれど、コードが全然押さえられない…」
「指が届かない、力が入らない、音が鳴らない…」
こうした悩みを抱えて教室に来るギター初心者の方は少なくありません。

多くのアコースティックギター初心者は、まずコードを覚えようとします。しかし、コードは複数の弦を複数の指で同時に押さえる必要があり、指の力や独立性、正確さが求められます。まだ指を思うようにコントロールできない段階でコードに挑戦すると、難しさを感じて挫折してしまうことがよくあります。

ピアノの場合、両手を使って演奏するイメージが強いですが、初心者はまず一本の指から始め、少しずつ使う指の数を増やし、やがて両手を使うようになります。このように、無理なくステップを踏んでいく指導法が一般的です。

勉強でも、できるだけシンプルなことから始め、しっかり身についた段階で次のステップに進む方が、スムーズに学習が進みます。

ギターも同様に、最初からコードを押さえるのではなく、一本ずつ指を使ってメロディを弾くことから始め、徐々に押さえる指を増やしながら和音(コード)へと進む方が、挫折しにくくなります。

ギターを始めたばかりの方が「コードが難しい」と感じるのは、むしろ当たり前のことです。特に、小さな子どもの生徒に指導していると、コードを押さえることが、世間で言われているほど簡単ではないと実感します。でも、大切なのは、上達するための道筋をしっかり作り、焦らず段階を踏んで練習すること。そうすれば、必ず弾けるようになります。一歩ずつ、楽しみながら続けていきましょう。