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生徒A: 今度グレード試験を受ける。楽曲の方は先生に教えて頂いており、すでにバッチリなのだけれど、他の項目を見ていただく時間がないので、当教室の方で習うことは可能か?
ABRSM等、イギリスのグレード試験では楽曲演奏に加えて、スケール・アルペジオ、サイトリーディング(初見)、オーラルと様々な項目があります。そのすべてを満遍なく、一人の先生がチェックするのはなかなか時間的に大変な場合があるようです。低いグレードではともかく、高いグレードになればなるほど、楽曲は難しく、長大になっていくので、それ以外の試験項目に割り当てるレッスン時間が足りなくなるということでしょう。特にサイトリーディングやオーラル等は後まわしになりがちです。
生徒B: 今の先生にはあまり楽譜を使わない○○○メソードで習っている。先生のレッスンは気に入っていてその教室はやめたくないのだが、やはり譜読み能力が弱く伸びなやんでいる。曲は上手にひけるのだが、グレードでのサイトリーディング(初見)の点数が悪いので、そこだけどうにかしてほしい。
読譜からではなく、音を聴くことから導入するのは、音楽を学ぶはじめる最初期の段階ではたしかに有益なことです。しかし、特にクラシックではある時点をすぎると読譜力が必ず必要になってきます。その理由は別の機会に説明いたします。
ところで、楽器はうまく弾けている=演奏テクニックはあるのに、サイトリーディングは弱いという生徒は多いように思えます。サイトリーディングは音楽家にとって最も重要な能力のひとつですが、日本ではあまり重視されていないようですね。
ところで、楽器はうまく弾けている=演奏テクニックはあるのに、サイトリーディングは弱いという生徒は多いように思えます。サイトリーディングは音楽家にとって最も重要な能力のひとつですが、日本ではあまり重視されていないようですね。
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と、上記のような要望に答えて、メインのレッスンの補佐的な形で教えることが多くなっています。他の先生に同時進行で習わる場合には、その先生の意見や考えは尊重すべきだと考えていますので、それを妨げず、あくまでオーラルならオーラルの、読譜ならば読譜の能力を上げるということに特化したレッスンを心がけるようにしております。
今回2例をとりあげましたが、生徒によって千差万別、他にも様々な目的がございます。もしこんなレッスンがあればいいのに、この部分に特化して伸ばしてほしいなど、ご要望、ご興味のある方はまずはお問い合わせくださいませ。
— わたしたちと一緒に音楽を学びませんか?— Otonoki Music School 音の木ピアノ&ギター・ウクレレ教室
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