音の木音楽教室の名古屋池下教室にて、昨年に引き続き、日本では二回目となるクリスマス会を行いました。子どもの部と大人の部の二部構成で、総勢30名の生徒さんにご参加いただき、賑やかで温かい時間となりました。
子どもの部では、昨年好評だったキリスト生誕の物語(Nativity)に続き、今年は「Twelve Days of Christmas(クリスマスの12日間)」に挑戦しました。今回は紙人形を使い、歌に合わせて次々と登場するキャラクターや贈り物を視覚的にも楽しめるよう工夫しました。少し長い歌詞ですが、子どもたちは人形の動きに集中し、私たちが思った以上に盛り上がるイベントとなりました。音楽を通じて海外の伝統的な文化に触れる、素敵な機会になったと感じています。
大人の部は、中学生から70代の方まで幅広い層の方々が集まりました。今回はギターの生徒さんが多かったため、特別に編曲したクリスマス・キャロルの合奏を披露していただきました。普段の個人レッスンとは異なり、仲間と息を合わせる合奏は、技術面だけでなく新しい発見も多かったはずです。また、年齢や背景の異なる生徒さん同士が音楽を通じて交流されている様子は、講師としても非常に刺激を受けました。
イギリスから日本に拠点を移し、レッスンを本格的にスタートしてから早いもので2年が経ちました。当初は、文化や環境の異なる日本で「みなさまが音楽教室に何を求めていらっしゃるのか」を模索し、手探りでのスタートでした。しかし、おかげさまで今では次第に多くのお問い合わせをいただけるようになり、少しずつこの地になじんでいく喜びを実感しております。
特に、開校初期から通ってくださっている生徒さんたちの成長には、目を見張るものがあります。技術的な向上はもちろん、音楽を楽しみ、またそれによって人生をより豊かなものにされている様子を間近で見させていただくことができ、これからも一緒に音楽ができることが楽しみでなりません。2026年も、これまでの経験を大切にしながら、皆さまと一緒に新しい挑戦を続けていきたいと考えています。
これから年末に向けて寒さが本格的になってくるようです。皆さまどうぞお体に気をつけて、心温まる年末年始をお過ごしください。

