先日ギターのレッスンで、フランス人の生徒と一緒にフランス民謡の『月の光(Au Clair de la Lune)』を弾きました。よくギターやピアノの初心者向けの教材に出てくる定番の曲ですが、フランス語の歌詞、その背景やニュアンスを教えてもらうことで、曲をより立体的に捉え直すことができました。まだまだ知らないことがあるし、こうした発見があるからこそ、音楽への興味は尽きることがありません。
この経験を通じて、ザンダー氏は「聴くことの芸術(The art of listening)」について語っています。
私たちは「演奏の技術(The art of performing)」については語りますが、与えられたものを受け取る「受容の技術 (The art of receiving)」についてはあまり語りません。しかし、演奏者と聴き手の間には双方向の会話があり、それは一つの「愛の関係」なのだとザンダー氏は表現します。