音の木音楽教室では、グレード試験を受験される方が年間通していらっしゃいますが、特に春3月に受験される生徒が多くなっています。今年の場合はグレード1からグレード7まで、14人の生徒が受験しましたが、無事に全員が合格できたという通知が来ました。今回、審査員によって評価の厳格さに差異はあるにせよ、出てきた結果は概ね予想どおりだったように思います。
毎回、受験する生徒にとっては勿論だとおもいますが、指導する側としても今後の課題を見つける良い機会になっています。
時代様式に関するオーラルの問題がグレード5から追加されています。問題を解くコツやポイントは勿論あるのですが、それを教えるだけではやはり付け焼き刃になりがちで、多彩な問題に対して常に正解を出すのは、なかなか難しいようです。やはり多くの生徒が、「弾く経験」に対し、「聴く経験」が不足気味のようであり、普段からもう少し色々な音楽に触れられるようにした方が良いでしょう。音楽の学習は、まず誰かの演奏する音楽を聴く事からはじめるもので、そういう意味で「聴く」というのは学ぶ上で非常に大事なことだと思います。
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